イーサリアムはビットコインに次ぐ第2位の時価総額をもつ仮想通貨です。
ビットコインの時価総額は約 20兆円で
イーサリアムは約 9 兆です。(2018年1月時点)
仮想通貨の規模は現在50兆円程度ですので、
イーサリアムとビットコインで全体の6割程度を占めています。
イーサリアムは
2013年に設計が始められ2014年に初めて販売されました。
2015年頃から日本の仮想通貨取引所でも取引がスタート。
今では常に上位3位圏に入る人気を誇っています。
イーサリアムはビットコインと同じく非中央集権型の通貨として
世界中に分散された端末で構成するP2Pネットワークシステムを採用しています。
(P2Pネットワークについては別途詳細に記事にしますね。)
これまでのイーサリアムの価格推移
2015年7月 | イーサリアムリリース |
2016年1月 | 1ETH=114 円 |
2016年3月 | 1ETH=約1,700 円 |
2016年12月 | 1ETH=約750 円 |
2017年3月 | 1ETH=約6,800 円 |
2017年6月 | 1ETH=約44,000 円 |
2017年11月 | 1ETH= 約90,000 円 |
2018年1月 | 1ETH= 約170,000 円 |
価格推移をみてみますと
2016 年 1月から3 月で価格は15倍になり、
その後一度下落しましたが
とんとん拍子で価格はあがっていきました。
そして2017年には爆上げ。
わずか2年間で「114円」から「170,000円」と
約1500倍もの高騰を遂げました。
イーサリアム(Ethereum)の特徴
ビットコインは簡単にいうと決済システムの特徴を帯びますが
イーサリアムはアプリケーションを作る‟プラットホーム”の役割を持ちます。
イーサリアムのブロックチェーンを利用して
誰でもアプリケーションを作成する事ができます。
イーサリアムのアプリケーションを利用して
日々たくさんのアプリケーション(仮想通貨)が誕生しており、
たとえば「Auger」もその一つです。
そしてイーサリアムの一番の特徴は
ブロックチェーンごとに他の記述をする事ができる設計であること。
どういうことか簡単に説明すると、
ビットコインのブロックはほぼ取引データで埋まっています。
しかしイーサリアムのブロックは
他のことを書き込めるようにスペースが空いてるんですね。
このスペースを応用して様々な独自性をもつアプリケーション(仮想通貨)を
作れるというわけです。
ただ、このスペースを狙って攻撃を多く受けたため、
システム修正を施した結果
イーサリアムクラッシック(ETC)が誕生しました。
(イーサリアムクラッシックについては別で記事書きます^^)
通貨としてだけでないイーサリアムの役割
イーサリアムは通貨としての役割だけでなく
スマートコントラクト(契約)の役割をもちます。
これを使って、たとえばICOなどの際、
イーサリアムで投資するという形が多く取られています。
スマートコントラクトとは?なにがすごいの?
イーサリアムは通貨としての役割と同時に
スマートコントラクト(契約)の役割も持っているといいました。
これってどういうことかというと、
イーサリアムで取引した際、
ブロックの中に通貨の取引履歴に加え、
契約の内容も残せるということなんです。
非常に分かりやすい説明をします。
イーサリアムを利用して
「AがBに100万円を貸してあげる。1年後にBはAに200万円にして返済する」
という契約を結んだとします。
この契約自体をブロックチェーンに記録できる!というわけなんですね。
ブロックチェーン技術のすぐれた点は
改ざんや不正な破棄が出来ない点。
ブロックチェーンに契約を残せるということは
あとで悪い人が契約を無かったことにしようとしても
出来ないということなんですね。
イーサリアムの今後はどうなる?
イーサリアムは本来4段階のハードフォークが設定されており、
現在3段階まで完了しています。
関連記事 ⇒ イーサリアムのハードフォークってどんな感じ?
フロンティア(frontier):2015年7月〜
ホームステッド(homestead):2016年3月〜
メトロポリス(metropolis):2017年10月〜
セレニティ(serenity):未定
現在メトロポリスまで完了していて
セレニティで「完成形」になると言われています。
(機能的な側面はまた別途細かく記事にします。)
イーサリアムは3段階までのハードフォークで
10万円は超えると言われていましたが
その通り現在11万円程度で推移しています。
完成型になると
1ETH=50万~100万円になるともいわれてます。
イーサリアムは
コインチェック、ビットフライヤー、ザイフで取り扱っています。
イーサリアムの技術はすでに多くの場面で使われているので
最後のハードフォークを完了させ、完成形になった場合は
世界に広く普及すると想像できますよね?
今からでもまだまだ伸びる通貨ですので
私も当然投資させて頂いてます^^
ではまた^^