仮想通貨の今後はどうなっていくのか?

今現在仮想通貨に投資している人もこれから投資をしてみたいと思っている人も
仮想通貨今後どうなるのか、とても気になるのではないでしょうか。

2017年は日本でも「仮想通貨」というワードを耳にする機会が増えました。

ところが「仮想通貨」に関して詳しくわかっている人は意外に少ないです。

今回は仮想通貨は今後どうなるのか?ということが気になっている人に向けて
仮想通貨の全般的な基礎知識などを織り交ぜて簡単にまとめてみたいと思います。
wikipediaでは以下のように定義が共有されています。

仮想通貨(かそうつうか、英語: virtual currency)は、
規制されていないデジタル通貨の一種で、
開発者によって発行され、通常は管理され(Bitcoinは例外)、
特定の仮想コミュニティのメンバー間で使用され、受け入れられているものを指す。

 

2018年2月現在、仮想通貨の種類は1500種類を超えるといわれています。

 

あっという間に技術革新が起き、仮想通貨技術は目覚ましい発展を遂げており
発行される通貨ごとに異なる特徴や特殊な技術を持ちます。

 

通貨=お金 というイメージが一般的ですが
仮想通貨に限っては通貨以外の役割を持つものがほとんどです。

 

ビットコイン≠仮想通貨

 

日本では仮想通貨=ビットコインという印象が強いです。

 

世界的に見た場合、
仮想通貨は「暗号通貨(Cryptocurrency)」と括られています。

 

そして「暗号通貨」は「ビットコイン」と、
ビットコイン以外の通貨である「アルトコイン(オルトコイン)」に分類されます。

 

私自身最初はビットコインが仮想通貨で
”インターネット上で使えるお金”程度にしか思ってませんでした。

 

インターネット上に存在する通貨だけに
盗まれたり無くなったりするリスクが高い「危ないもの」というイメージが強かったです。

 

ところが調べれば調べるほど、
知れば知るほどそのイメージは覆っていきました。

 

今では少なくとも5年後には仮想通貨は日本のみならず世界の「インフラ」として
誰もが簡単に、そして日常的にアクセスしているものになっていると確信しています。

 

今でいうと「パスモ」や「スイカ」といった電子マネーのように
「私たちの生活をより便利で豊かにする革新的な技術」であると思っています。

 

ビットコインがもたらした革新

 

最初の仮想通貨はご存知「ビットコイン」です。

 

ビットコインは「サトシナカモト」という人物が考案した技術をベースとして、
その後、有志が力を合わせて作られた世界で最初の仮想通貨です。

 

仮想」という言葉が定着したことで「実態がない」というイメージもありますし、
インターネット上に通貨を存在するという時点で「怖い」という感覚を持つ人がほとんどでした。

 

ところが仮想通貨は「仮想空間に存在させるために最重要となるセキュリティ」において
特殊な技術を持っています。

 

セキュリティと一言で言っても、様々な角度から論じることができます。

 

たとえば今年になっておきたコインチェックのハッキング事件は
仮想通貨自体の欠陥ではなく、取引所としての著しい危機感の欠如がもたらした
大惨事です。

関連記事⇒コインチェックのハッキング事件から学ぶべきこと

 

インターネット上に存在させるためにはセキュリティ、
特に改ざんや不正に対して強い耐性を持つ必要があります。

 

そこで「サトシナカモト」が考えた革新的な技術が「ブロックチェーン技術」です。

 

仮想通貨の売買や譲渡など、
全世界の膨大な取引履歴はすべて「ブロック」に記録されます。

 

この「ブロック」は10分ごとに生成され、
その取引内容が正しいかどうかチェックされます。

 

取引履歴が正しいことが確認された場合には、
次の「ブロック」が生成され直前の「ブロック」と結合します。

 

結合される様子は「チェーン」でつながれるようなので
この一連の流れを「ブロックチェーン」と呼ぶようになりました。

 

このブロックチェーンは不正や改ざんに対して非常に強い特性を持っています。

 

たとえば悪意のあるハッカーなどが過去のブロックを改ざんし不正に利益を得ようとすると
その時点から最新のブロックまですべて改ざんしなくてはならない仕組みです。

 

この仕組みによって、不正にデータを2重利用したり偽造できないようになっているんです。

 

このようにブロックチェーン技術とは仮想通貨が不正に盗まれたり、
悪意を持ったユーザーによって改ざんされたりすることを防ぐ革新的な技術です。

 

そしてブロックチェーン技術は、今金融分野のみならず
流通、不動産、医療といった金融分野以外でも非常に注目されている技術です。

 

基軸通貨としてのビットコイン

 

ビットコインに実装されていたブロックチェーン技術は日々進歩しています。

 

最初に生み出された技術は 「ビットコイン1.0」と呼ばれ、
現在発行されているすべての仮想通貨の基軸となっているため「基軸通貨」と呼ばれています。

 

仮想通貨は意外かもしれませんが“誰でも発行できる通貨”です。

 

なぜ誰でも発行できるかというと、
現在ビットコインの技術(ソース)はすべて公開されているからです。

 

公開されている技術にアクセスし、
世界中の技術者が新たな技術を追求することで仮想通貨は日々目覚ましい発展を遂げています。

 

どんどん発展するブロックチェーン技術

 

イーサリアムはブロックチェーン技術に契約機能を搭載させ
「スマートコントラクト」という技術を生み出しました。

 

現在「スマートコントラクト」は世界中の企業が注目しており、
特に「ICO」で出資する場合は基本的にはイーサリアムで投資するというのが
主流になってきています。

 

リップルは仮想通貨技術を応用することで画期的な「国際送金システム」を構築しました。

 

特に海外送金のシーンではリップル送金は今後主流になっていくのではないかと考えています。

関連記事⇒リップルという仮想通貨について

 

投資家の資産はビットコインからアルトコインへ

 

現在1500種類を超える仮想通貨が存在すると冒頭で述べました。

 

1500種類以上ありますが、まったく役に立たずに消えていくコインもたくさんあります。

 

逆に、革新的な技術を持つコインは多くの人の信頼を得てたくさん取得されます。

 

ビットコインを基軸通貨として、新たな革新的な技術を持つ通貨が発行されていきますが
この新たな通貨を「アルトコイン(オルトコイン)」と呼びます。

 

ビットコインは最初に発行された通貨として時価総額もダントツの1位ですし
多くの人の信頼と期待を持っています。

 

その分価格は高騰し「1BTC=120万」という高額で推移しています。

 

2017年の年末から2018年の年始にかけては一時「1BTC=240万円」という暴騰を見せました。

 

基軸通貨たるビットコインの技術として存在感は今だ高く、
また絶対なくなることのないという信頼もあいまって
あっという間に100万円を超えるまでに成長しました。

 

しかしこのような金額になると一般の人には手が届きにくくなるものです。

 

そこで注目を浴びたのが「アルトコイン」です。

 

リップルやネム、イーサリアムといった通貨は、
確かな技術力に裏打ちされた人気を誇っています。

 

人気の高いアルトコイン
ビットコインで分かったデメリットや改善点をさらに発展させ便利になったものですし、
単なる通貨ではなく社会に革新をもたらす技術として開発されています。

 

2017年1月に0.6円だった「リップル(XRP)」は、今現在100円程度を行ったり来たりしています。

 

たった1年でその価値は170倍近くに上っています。

 

リップルは2018年1月に400円を超えました。

この時点で言えば、2017年1月の時点から「667倍」!
驚くべき価値上昇といえるでしょう。

 

私の知り合いにリップルに100万円投資していた友人がいますが、
この時点で「億り人」になりました。

 

イーサリアムやリップル、ネムのテクノロジーは
ビットコイン2.0」と呼ばれる次世代の仮想通貨技術と言われています。

 

現在ではさらにその上を行く「ビットコイン3.0」と呼ばれる技術も生まれています。

ビットコイン3.0では、ブロックチェーン技術を応用することにより決済や送金にとどまらず、
「土地登記」、「資産管理」、「医療情報」、「投票管理」などを行うことができるといいます。

このように仮想通貨技術は日々信じられないスピードでどんどん発展しており、
近い未来に社会にアッと驚く革新をもたらすものになっていくことは
間違いないと考えられています。

 

猛スピードで発展する仮想通貨技術

 

仮想通貨を構成している基軸としての技術である「ブロックチェーン技術」は
明らかに今の世界に革命をもたらしました。

 

そして「ブロックチェーン技術」は日々たゆまない発展を遂げています。

 

たとえばリップルは全世界の銀行をつなぎ国際送金の無駄を省く画期的な技術を開発しました。

 

この技術は今非常に注目を浴びている画期的な技術です。

 

もちろん全世界にリップルによる送金網が定着するにはまだまだ時間がかかると思いますが、
リップルが殴り込んだ「国際送金市場」は「17360兆円」という規模の市場です。

 

17360兆円の市場を1000億XRPで賄う場合、1XRP=100,000円の価値が必要になります。

 

もちろんここまであがるかどうかは完全に未知数ですが、それくらい大きな市場に対して
革新的な技術をもってチャレンジしていますし、世界のたくさんの銀行が
次々とリップルの技術を採用しようと努力しているのも事実です。

 

リップルは仮想通貨技術を用いて国際間の送金の無駄を省こうと考えました。

 

つい先日ですが「楽天」でも大きな発表がありました。

 

三木谷社長が仮想通貨技術を使って「楽天コイン」を発行することを明言しました。

 

具体的な発行時期や技術面の詳細はまだ発表されてませんが、
楽天のポイントを海外でも使えるようにしたりするそうです。

 

このように日々発展する仮想通貨技術を用いて、更なる利便性を実現しようとする動きは
もはやとめることはできません。

 

仮想通貨がつくる新しい未来

 

仮想通貨は単に通貨としての役割を超えて、社会の様々なシーンを更に便利にするために
日々技術革新が起きています。

 

社会にとって有用で画期的であればあるほど、その通貨の価値は大きくなります。

 

リップルが国際送金市場の10パーセントでも市場を握れば、今の何十倍の価値を持つことになるでしょう。

 

イーサリアムのスマートコントラクト技術は様々な契約の場面でとても重宝されることは間違いないです。

 

楽天のように「楽天コイン」を発行して更に市場を拡大していこうとしています。

 

2018年1月に起きたコインチェックのハッキング事件の時、
“仮想通貨は終わった”“ビットコインは終わった”と世間では言われてました。

 

しかし今世界を見てみるとまったく真逆のことが日々起きています。

 

人々の役に立つコインは今後どんどん発行されていきます。

 

我々を取り巻く環境に常に仮想通貨が絡んでくることは不可避でしょう。

 

このような趨勢をみると、仮想通貨は今後さらなる発展と普及をとげることは間違いないでしょう。

 

仮想通貨に対する投資も今後比較にならないほど規模が大きくなると思います。

 

特に社会に革新的な変化をもたらす通貨が出てきたときは、一般投資家にとっても
画期的なチャンスといえます。

 

世界の流れは仮想通貨の発展と普及に向かって突き進んでいます。

 

筆者自身もこれからますます広がりを見せる仮想通貨の今後に期待していますし、
これ!と思った通貨には少額ながらも投資を続けていきます。

 

社会が便利になった頃、私自身も仮想通貨で「億り人」になっていると確信しています。