仮想通貨に関連するマイナスニュースが続き、
仮想通貨の価格は1月上旬に比べるとかなり下落した状態で推移していますね。

 

とりわけ3月といえば
G20の開催に伴って仮想通貨に対して世界的な規制が始まるのではないかという印象が広まり、
仮想通貨業界全体に厳しい向かい風が吹いているように思えます。

 

注目されたG20では仮想通貨の規制に関してどのように議論されたのか。

 

仮想通貨「規制」ではなく「監視」

 

昨今の過熱した仮想通貨ブームに伴って
仮想通貨に対して各国一致した見解として「規制」方向になびくのでは?
と思われていましたが、結果的には“注目の通貨に対しては「監視継続」”という程度にとどまりました。

 

この発表をうけて仮想通貨市場には安堵感が広がりBTC価格もやや回復しました。

 

仮想通貨規制ではなく監視にとどまった理由としては、
「仮想通貨は法定通貨としての主要な特性に欠けている」という見解で一致したからです。

 

つまり“今の段階では仮想通貨は「お金」と同じ決済手段であると言い切れない。
仮に仮想通貨を「お金」というならそれなりの「国際的なルール」が必要でしょ”
という見解ですね。

 

監視にとどまりましたが、
世界的な会議で仮想通貨が議論されるという意味では、
仮想通貨が明らかに存在感を持ち始めた裏付けではないでしょうか。

 

明らかに存在感を増した仮想通貨

 

これまで仮想通貨の価格が大きく上昇してきた背景には
仮想通貨の裏付けにある革新的なブロックチェーン技術への期待が
大きく関係していることは明らかです。

 

ところがG20では
この「技術革新に対する期待」が今の仮想通貨バブルを生んだわけではない
という前提に立って議論が進みました。

 

どういうことかというと、
仮想通貨が持つテクノロジーとしての価値と、
今現在加熱している投機的投資対象としての価値は一緒に見るのではなく
分けて考えたほうがいいよね?ということです。

 

この認識がG20においては総意となり、
とりあえず今後も監視は続けていきましょうという形にまとまったということです。

 

リスクを意識するのは普及する未来が描けるから

 

今回のG20で各国財務省が強く主張したのは以下の2点に対する規制についてです。

 

・投機による急激な価格動向のリスク、
・マネーロンダリングの手段として悪用されるリスク

 

この2つのリスクを回避するために国際的な規制を敷く必要がある、という点です。

 

このポイントが議論されるわけは、
現段階では「お金」と同等には見れないけれども、
将来的には今ある「お金」に取って代わるか「お金を補う形」として
広く普及する可能性があることを認めたからです。

 

今回のG20 では将来的な仮想通貨の普及を見越して、
事前に想定できるリスクは洗い出そう、今ある懸念は今のうちに対策を練ろうとうもので、
「仮想通貨が当たり前に普及している未来を実現」させるための非常に建設的な取り組みと言えるでしょう。

 

 

仮想通貨の「規制」は普及への第一歩!?

 

仮想通貨「規制」や「監視」と聞くと
“金融市場から仮想通貨が追い出されるのでは?”と思ってしまいがちですが
私は真逆の印象を持っています。

 

各国が真剣に仮想通貨と向き合うことは、
仮想通貨が世界的に普及する第一歩であることは間違いないです。

 

仮想通貨の今後という意味では、
G20はまさに普及に向けた通過点となったといえるでしょう。

 

このことに多くの人が気づきだすと、
「仮想通貨資産を売りたい人」よりも「今のうちに仮想通貨を買っておこう」と思う人が増えてきます。

 

仮想通貨を売りたい人より買いたい人が増えると、
必然的に仮想通貨市場全体の相場は回復していきます。

 

そして徐々に2018年1月上旬レベルに向かって進んでいくでしょう。

 

まとめ

 

仮想通貨はそもそも「通貨」という意味だけでなく、
仮想通貨自体が持つ技術により新たな市場、新たな世界、新たな概念を生み出す存在です。

 

これがわかっていれば仮想通貨が持つ姿は、
数日でいくらがいくらになったという「投機」的なものだけでないこともわかるのではないでしょうか。

 

私は仮想通貨の技術力によって生み出されるまだ見ぬ未来が楽しみで仕方ないです(笑)

 

今回のG20の流れから見ても、
仮想通貨の魅力は短期的な売買だけでなく長期で保有する資産としてとても魅力的なものだと考えることができます。

 

この視点に立った場合、年明け早々とんでもない大暴落を経て
記録的な安値で推移している今こそ
仮想通貨投資を始める上で最も最適な時期といえるのではないでしょうか。

 

ではまた^^